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ある閉ざされた雪の山荘で (読書感想)ネタバレ

ある閉ざされた雪の山荘で 

著 東野圭吾

たまたま、文庫で目に付いたので手に取って呼んでみました。3重のトリックになっていたのでめっちゃ面白かったです。

簡単にまとめると、ペンションで7名の役者が集まり、そこにはいない監督からのシナリオ従って殺人劇(お芝居)を展開して行くが、実際にそれを利用して本当の殺人事件を起こしている犯人がいるように見えて、実際は犯人と被害者と組んで殺人事件を犯しているようにみせたという。お芝居のように見えて、実は殺人事件を起こしているように見えて実はお芝居でしたという読後の爽快感が半端ない作品でした。

 結構好

大雑把に言えば

 役者の座を凡庸な役者たち(笹原・本村・雨宮)に奪われて復讐を誓った麻倉(色々あって半身不随:女)が本多(麻倉が好き:男)に自分の台本を基に復讐劇を依頼する。麻倉は監督の東郷の名を語り7人のオーディション合格者をペンションに集め、雪山に閉じ込められている設定で4日間外部との連絡を取らせないようにした。(連絡を取った時点で合格は取り消される)そこで殺人事件を模した犯行が行われ、一人(笹原)また一人(本村・雨宮)とペンションから居なくなっていく。参加者は被害者と犯人は東郷監督のシナリオに従っているだけだと楽観するが、血の付いた凶器と底が見えない井戸が発見されて事態はシリアスな展開に急変する。しかし、これらは実は麻倉を欺くために、本多が麻倉のことを思い、笹原・本村・雨宮と計画した偽装殺人だった。

 というのが簡単な流れ