地図を見ると国道488号線が通行止めになることで、裏匹見川の上流がまさに誰にも立ち寄れな秘境と化していることに気づいた。たまにクレージーな釣り人が入ると思うが、早々に行けるような場所ではないので、きっと大物が鳴りを潜んでいるに違いないと思い釣りに行ってまいりました。
当然通行止めの場所は、歩行者も通行禁止ということなので、登山道を通りきちんとしたルートをたどることにした。登山ルートの方が逆に危険な感じはしなくはない。
考えたルートは恐羅漢=>水越峠=> 横川越の2つの峠を越えるコースを選択をした。過去の登山の記録を見る限り一応通っている人がいるみたいだが、あまりメージャーな道ではないので、不安がよぎる。まぁそれは的中するのだが...
朝6時に起床して、車を走らせて、9時ごろに恐羅漢に到着。もうこの時点で活動限界時刻が9時間を切っている。もっと早起きしてくるべきだった。
なんの変哲のない林道を歩き、水越峠を越えると最近の雨の土砂崩れなのか、林道がえぐれていた。恐ろしい...これを超えたら、また平坦な林道をひたすら歩く。横川越に入る入口を探す。
横川越につながる道を探すも、まったく見つからず付近には、細い沢があるだけだった...まさか、これを上れと...
仕方なく釣り用に持ってきたウェットウェーディングのスタイルに履き替えて沢を遡行する。GPSを頼りに登っているが、何度か細沢に騙されて、道に迷う。
ようやく、横川越らしき場所に赤テープを発見するが、笹に覆われて道らしきものは何も見つからなかった。この時にすでに12時半を過ぎていた。さらにここから広見川に降りて、釣りをして帰るという選択肢はなかった。
今日は偵察だということを自分に言い聞かせて、帰ることにした。
途中、細谷川で軽く釣りをして帰ることにした。やや下流に向かうとここも土砂崩れで、林道が通れくなっていた。ということは車が入れないので、大物が釣れるのでは?と思い釣りを始めるとエルクヘアカディスにヤマメが釣れた。手尺で図ると25cmとかなりの大物サイズだった。だがやはり、尺を超えるには、秘境に行くしかないのか...と感じながら岐路に付く。
次回に続く..