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3.11 東日本大震災 人生のレールから外れた日

 今思うと震災が人生の分岐点だった。ここで一度人生のレールに外れたような気がする。元から、人間関係が苦手でかつ26歳くらいになっても、働く理由を見いだせてなかったので、外れる要素は満載だったけど、震災が完全な後押しをしてくれた。

 丁度震災の時、大学で博士課程 2年目が終わるところでした。丁度就活をやろうと思った頃に震災起きた。元々働くという明確な考えも無かったし、何がしたいとかも全然なかった。良く言う精神を少し病んだドクターというやつでした。

 震災のせいというわけでもないが、見事に就活に失敗してが、卒業だけはさせてくれた。たまたま取っていた特別研究員を取っていて、それで1年間ニート生活してた。今思えば、この1年で色々海外を回って遊んでおけばよかった。その後、実家の帰ってラーメン屋を半年して、その後大学に戻って、だれでも入れる大学発ベンチャーで社会復帰をした。

 ベンチャー色々と学び(主に人生的なこと)ながら、自分の要求に適してないということで、大手半導体会社に品質管理として入社した。(ここも比較的だれでも入れる)そこでも色々(主に人生的なこと)と学んだ。

 そこそこ優秀だったので、管理職アサインされる前に海外の開発勤務の募集あったので、そこで異動の応募をして見事に当選した、約二年間の海外と開発経験をする。そのあと、日本の開発拠点で製品の開発を行っている。

 

 こう見ると、経歴が明らかに人と違うし、一度ニートとラーメン屋まで落ちた自分が良くもまぁ、こんな感じでそこそこのポジションに戻れたと思うし、将来的にはもう少し良いポジションへと異動できると思う。

 

 こう考えると自分はめっちゃ周りの環境に恵まれていると思う。メンタルやられていた時に卒業させてくれた大学教授。ベンチャーで何とか頑張らせてもらったところ。品管でダラダラ働かせてくれたこと。海外勤務で色々教えてくれた海外のエンジニア。今の開発現場の人達。

 出ていくときは捨て台詞を吐いて、ひたすら出て行った俺は本当に酷いと思う。今だとちょっと反省しています。

 

この10年で学んだことを大雑把に4つにまとめると

1. 博士課程は経歴としては使える。

2. 努力し続ければ、人生は上手く行く。学びは昨日の自分よりはまし

3. 結果はすぐには出ない。人生は最低でも1-2年スパンで考えるべき

4. 明日死ぬかもしれないと思って自由に生きた方が良い。